ザラ場のチャートを読む練習をしていると出てくる言葉をまとめました。まず一般的な意味から書いています—— SwipeTA での使い方に限った説明ではなく、その言葉として一般に正しいことを書くようにしています。 SwipeTA が特定の意味で使っている場合は、それは分けて書いてあります。
別の呼び方: intraday, day trading timeframe, 日中, デイトレード, 日中足
取引時間中のこと。ザラ場のチャートは1日1本ではなく、1日の中の値動きを刻んで表示します。ザラ場のトレードは、その日のうちに手仕舞いするのが前提です。
SwipeTA では:SwipeTA の問題はすべてザラ場です。米国株の1セッションを5分足で、立会時間のみ(米国東部時間 9:30〜15:59)。
別の呼び方: candle, candlestick, bar, キャンドル, 陽線, 陰線
チャート上の一定時間を1本にまとめたもの。始値・終値・高値・安値の4本値が、1本の形に入っています。5分足なら、5分間の取引がローソク足1本になります。
SwipeTA では:SwipeTA のチャートは5分足で、一度に最大40本まで見えます。だいたい半日分の値動きです。
別の呼び方: decision point, エントリー判断, 意思決定の瞬間
「この先どうなるか」を問うために、チャートを止めた瞬間のこと。それより前は全部見えていて、それより後ろは一切見えません。
SwipeTA では:SwipeTA での呼び方で、問題に表示される最後のローソク足を指します。寄り付きから30分以内には置きません——ローソク足1本だけを見て答える問題にはしない、ということです。
別の呼び方: horizon, ホライズン, 予測期間
予想がどこまで先を見ているか。方向を当てる問題は、これがないと成立しません。「上がるか」は、どこかの時点と比べてはじめて答えられる問いだからです。
SwipeTA では:SwipeTA は15分。判断ポイントの後、5分足で3本先です。
別の呼び方: directional call, 上か下か, 方向性の予想
次に価格がどちらへ動くかだけを言い当てる予想。ポジションサイズも、エントリーも、決済も、保有期間もついていません。相場観として、これ以上は分解できない最小の単位です。
SwipeTA では:SwipeTA の問題はこれだけです。注文画面も、損切りも、利確目標もありません。判定期間の中で上か下か、それだけ。
別の呼び方: look-ahead bias, lookahead bias, 未来情報の混入
分析している時点では手に入らなかったはずの情報を、分析に混ぜてしまう誤り。検証結果が実際よりずっと良く見えるようになります——テストがこっそり答えを知っているからです。
SwipeTA では:チャートのクイズがいちばん犯しやすい失敗です。SwipeTA の問題に出るもの——ローソク足、VWAP、セッションの目印、タグ——はすべて、判断ポイントまでの足だけから計算しています。
別の呼び方: hindsight bias, あと知恵, 結果論
過去の結果を、実際よりも予測しやすかったものとして見てしまう傾向。出来上がったチャートを眺めると転換点は明らかに見えますが、その時点では複数ある可能性のひとつでしかありませんでした。
SwipeTA では:チャートを全部描いてから隠すのではなく、判断ポイントで切っている理由です。ぼかしてあっても、セッション全体の形が見えてしまうと「自分ならこうした」の中身が変わります。
別の呼び方: vwap, volume-weighted average price, 出来高加重平均価格
出来高で重みづけした平均価格。多くの株数が動いた価格ほど、重く効きます。ザラ場では通常、寄り付きを起点にして、その日ごとに引き直します。
SwipeTA では:すべての問題チャートに描かれます。セッションの寄り付きから判断ポイントまでを積み上げたもので、それより先は使いません。
別の呼び方: atr, average true range, アベレージ・トゥルー・レンジ
その銘柄がある期間にどれくらい動くのが普通かを表す指標。前の足の終値と次の足の始値の間に空いた窓も含めて測ります。示すのはボラティリティであって、方向ではありません。
SwipeTA では:フィルターとして使っています。判定期間の値動きが、判断ポイントでの14本 ATR の1〜3倍に収まるものだけを問題にしています。
別の呼び方: mean reversion, リバージョン, 行き過ぎの解消
価格が直近の平均から離れたあと、そこへ戻ろうとする傾向。ザラ場の短い時間軸では、動いたように見えるものの相当な部分が、行き過ぎの解消です。
SwipeTA では:「最後のローソク足を逆張りする」という素朴なルールが効いてしまう理由です。候補問題の約60%はそれで正解できます——それでも、身につけるには筋の悪いルールです。
別の呼び方: opening range, 寄り付きレンジ, 寄り付き後のレンジ
セッション最初の数分——多くは15分か30分——でできた高値と安値。その日が早い時間の枠を抜けていくのか、中に留まるのかを見る基準として使われます。
SwipeTA では:最初の30分から計算して、チャート上に文脈として表示します。問題がそれより前から始まらないのも、同じ理由です。
別の呼び方: chart replay, bar replay, market replay, バーリプレイ, チャート再生
選んだ時点から先を隠し、1本ずつ開けていくかたちで過去データを練習に使う方法。完成したチャートを遡って眺めるのとは違い、後知恵が入りません。
SwipeTA では:SwipeTA はこれを圧縮したものです。1本ずつポジションを管理するかわりに、判断を1回下すと、判定期間がその場で再生されます。
別の呼び方: paper trading, demo account, simulated trading, ペーパートレード, 仮想売買
実際の(あるいは遅延した)相場に、仮想の資金で注文を出して練習する方法。鍛えられるのは、発注・ポジション管理・記録といった「手続き」の部分です。
SwipeTA では:SwipeTA はこれではありません。注文画面も、ポートフォリオも、証券会社との接続もありません。練習の対象はチャートを読むことであって、ツールを操作することではありません。
別の呼び方: backtesting, 検証, 過去検証
決められたルールを過去データに当てて、どう機能したかを見る作業。機械的に、大量に検証するのは「戦略」であって、人の判断ではありません。
SwipeTA では:これも SwipeTA ではありません。バックテストが測るのはルール、SwipeTA が測るのは読み手です。だから問題は、単純なルールでは答えにくいものを選んでいます。